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線維芽細胞移植治療

「線維芽細胞移植治療」とは

再生医療の新たな可能性「幹細胞治療」とは本治療は、加齢等で減少した「真皮線維芽細胞」を自身の皮膚から採取・培養し、再び体内に戻す再生医療の一種です。ヒアルロン酸等の注入剤とは異なり、肌のハリを支えるコラーゲンやエラスチンの生成能力そのものを補うことで、根本的な肌質の改善を目指します。自己細胞を用いるため拒絶反応のリスクが極めて低く、厚生労働省の「再生医療等安全性確保法」に基づき提供される高度な治療です。一時的な腫れや内出血を伴うことはありますが、20年以上の国内実績があり、自然で長期的な経過を期待できるのが特徴です。

線維芽細胞治療の適応と効果

適応となる症状

  • 全体的な肌のハリ・弾力の喪失
  • 毛穴の開き、たるみ毛穴
  • 額、眉間、目尻などの細かいシワ
  • 下眼瞼のクマ、上眼瞼のくぼみ
  • ほうれい線、マリオネットライン
  • 首の横シワ
  • 手の甲の痩せ
  • 将来的な肌老化の予防

期待できる効果

  • 真皮層の再構築による自然なハリ・弾力の回復
  • 皮膚の痩せ・くぼみのボリュームアップ
  • 肌質の根本的な改善と透明感の向上
  • ほうれい線や目元などのシワの段階的改善
  • 首元や手の甲などの若返り
  • 老化の進行を遅らせるスローエイジング効果

線維芽細胞移植治療の流れ

初診・カウンセリング

1初診・カウンセリング

医師による診察・カウンセリングを行い、現在の症状やお悩み、ご希望を詳しく伺います。治療内容や効果、安全性、費用などについてもわかりやすくご説明し、ご納得いただいたうえで治療計画を立てていきます。

2血液検査(感染症)

血液検査(感染症)

規定のウィルスや細菌を検査します。検査結果で可能と判断された方のみが治療を受けていただけます。

3線維芽細胞の採取

耳の後ろから約3mm×7mmの皮膚を採取します。エピネフリン入りキシロカインで局所麻酔を行い、身体への負担を最小限に抑えながら行います。また同日に、細胞培養に用いる血液を採取します。採血量はおおよそ60-140ccですが、医師の判断で変わることもあります。創部は皮下縫合、皮膚表面は絆創膏で固定し、約1週間で治癒します。

4培養

提携する高度管理体制の整った細胞加工施設で、採取した皮膚から真皮線維芽細胞を抽出します。抽出された細胞は、厳格な基準のもとで培養・増殖され、治療に用いるための細胞となります。

5線維芽細胞の移植

培養した真皮線維芽細細胞を、皮膚に移植します。治療部位に表面麻酔を20−30分行います。髪の毛ほどの細い針で穿刺し、細胞を移植していきます。移植時間の目安は 1cc あたり約 15 分程度です。治療部位に応じて水光注射による細胞移植と手打ち注射による細胞移植を使い分けます。

細胞移植直後は凹凸や針跡が出現しますが、1~2 日でほとんど目立たなくなります。まれに腫れが 1 週間以上続くこともありますが、これは正常な生体反応です。

経過観察・アフターケア

6経過観察・アフターケア

細胞を移植した後、1 ヵ月後、3 ヵ月後、6 ヵ月後、1 年後にクリニックにご来院いただき検診をお受けいただきます。検診にて、細胞移植が必要と判断された場合、追加の移植を行います。

線維芽細胞移植治療の注意点とリスク

線維芽細胞移植治療は、2001 年頃から日本国内でも実施されるようになって以降、2019 年 10 月までに国内で約 6,000~7,000 人程度が本治療を受けたと推察されています。この間本治療に起因すると考えられる重篤な有害事象、すなわち皮膚の変形、腫瘍形成、感染症などは報告されておりません。その上で、皮膚採取時および移植時についていくつかのリスクや注意点もございます。治療前のカウンセリングで丁寧にご説明し、ご理解・ご納得いただいた上で治療を進めてまいります。ご不安な点がございましたら、どのようなことでも遠慮なくご相談ください。

皮膚採取時のリスク・合併症

皮膚採取の際には、創部の感染症や、術後出血、腫れ、皮下出血などの可能性があります。万が一異常が見られた場合には、速やかに医師にご相談ください。

線維芽細胞移植時のリスク・合併症

細胞移植の際には、注射部位の発赤、腫脹、一過性色素沈着、皮下出血斑、皮膚のざらつき、かゆみなどの違和感や、皮膚の皮が乾燥してボロボロとむけてくる、皮膚に凸凹感が出現するなどの副作用が生じる場合があります。一般的にこれらの皮膚症状は1、2週間〜長くても数ヵ月後には消退しますが、非常にまれに 1 年程度続く場合があります。

また、治療時に使用する薬剤による副作用が起こる可能性があります。もし、下記薬剤による副作用が起こった場合は、症状に応じて適切な処置を行いますので、直ちに当院までご連絡ください。

  • 抗生剤
  • リドカイン含有クリーム
  • ペンレステープ
  • アルツ関節注

また、ご本人の生体材料を原料とするため、一回に治療できる範囲が限られます。

安全性と倫理的配慮

当院では、厚生労働省のガイドラインに基づき、安全性と倫理性を最優先に治療を行っておりますが、自由診療であるため、保険適用の医療と比べて長期的な効果や副作用について十分なエビデンスが揃っていない場合があります。治療に際し、ご心配の方は予め医師と相談の上ご判断ください。

治療効果の個人差

効果の出現程度、持続期間は患者様の症状や年齢、治療回数により異なります。すぐに効果を実感できない場合もあり、複数回の治療が必要となることもあります。

線維芽細胞移植治療の費用

線維芽細胞移植治療

メニュー 料金(税込)
皮膚採取料 500,000円
細胞移植料 400,000円